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「足りてますか? 人生」2019.7.7

「足りてますか? 人生」(伝道者の書12章全)
今年も半分が終わり、下半期に入りました。今、世間では「2000万円問題」ということが話題となっています。定年後、年金以外に2000万円が必要ということです。足りないということでは今後、日本の人口、または生産年齢人口もどんどん減って行くといわれています。しかし、本当に不足しているのはお金や人手だけでしょうか。また逆にそのようものが足りれば人は満足できるのでしょうか。
今回は伝道者の書といわれるものです。この書の記者はソロモン王であるといわれています。彼は、「日の下」と表現している地上での生涯で知恵と知識を用いて永遠に益となることを求めようとしました。ところがその労苦はすべて「空しい」と悟ったのです。しかし、聖書には違う価値観の世界があると言われています。それは①永遠という観点からの世界(11:1)②神を中心とした世界(12章)です。それは決して空しくない、真に満ち足りた世界です。「日の下で」とありましたが「日の上」という価値観があり、それは「神中心」の価値観です。
12:1の「覚えよ」とある言葉は「思い起こせ」とも訳せます。それは「あなたの創造者」である方をです。人はこの創造者である神に造られたにも関わらず離れて生きています。ですが「神はまた、人の心に永遠を与えられた。」(3:11)とあるように人の心には神や永遠に対する思いは存在します。それを「思い起こす」ことが大切です。そのために神ご自身が地上に来て下さいました。それがイエス・キリストです。
そのイエス・キリストは「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」(ヨハネ7:37、38)と語られました。このイエス・キリストに信じる時、人は再び、神を覚えることができ、真の満ち足りた生き方が可能となるのです。