「あなたがたはわたしの友です」2020/2/2
「あなたがたはわたしの友です」ヨハネ15:12~17
2月に入りました。この時期は各地でマラソン大会の行われる時期でもあります。多くのスポーツは、サポートするたくさんの人々がいます。また、一緒に練習したり、時には競い合ったりする友の存在は大きいことでしょう。今日は教会員の男性の納骨式があります。その方には良い友が多くおられました。聖書には様々な人間ドラマや教訓があります。その中で「友」ということも、とても多く出てきます。今回の箇所は主イエスが最後の晩餐で弟子たちに語られたおことばです
キリスト教の重要な教えの一つは「互いに愛し合いなさい」ということです。「神を愛し」「神があなたを愛されたように自分を愛し、隣人を愛しなさい」というものです。そしてもう一つは、主イエスご自身が「あなたがたはわたしの友です」(14)と語られたことです。
「わたしがあなたがたを愛したように」(14)とありますが、これは主イエスが弟子たちの足を洗われたことを示します。それだけでなく、何より、十字架の身代わりの死を遂げられ、私たちのために命を捨ててくださったことです(13)。「いつくしみ深き」という有名な讃美歌があります。作詞はアイルランド人ジョセフ・スクライヴェン (1819 – 1886)です。彼は闘病生活をしていた母親を慰めるためにこの詩を書いたと言われています。「イエスは私たちの罪や憂い、悩みを取り除いてくれます。悲しいときこそ、神に祈りを捧げましょう。どんな時でも神は変わらぬ愛で導いてくれます。」というものです。
私たちはこの主イエスに信頼しましょう。先に行かれた方も信仰のランナーとして全力で走り抜かれました。もちろん不安や苦しみも多々あったでしょう。ですが、多くの友に支えられてきました。私たちにも多くの友や、教会の仲間がいます。そして何より「真の友」である主イエスがおられるのです。