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「父よ。彼らをお赦しください」2016/10/2

「父よ。彼らをお赦しください」(ルカ23:13~38)
「憎しみによっては平和は来ない、主イエスキリストの十字架の愛以外に真の平和はない」これは真珠湾攻撃の部隊長であった淵田さんが語っていた言葉です。彼は戦後、クリスチャンとなり十字架の愛と平和を説いてました。その彼が心に留めた聖書のイエスキリストの言葉が今回の箇所です。
●十字架とは何か
教会から連想するものに多くの方が「十字架」と答えることでしょう。十字架は処刑道具でありました。そのような意味でキリスト教は処刑道具をそのシンボルとしているのです。言うまでもなく処刑道具とは、忌み嫌うべきこと、日本風に言うなら縁起の悪いものです。イエス・キリストはゴルゴタの丘でこの十字架にかかられました。
●十字架の愛とは「赦し」
私たちは法治国家に暮らしており、法律が私達を裁きます。主イエスには何の罪もありませんでした。その背景にはユダヤの宗教指導者のねたみ、煽動された群衆、またローマ総督ピラトは、保身のために心ならずも主イエスに死刑判決を下しました。しかし、主イエスはその「彼ら」「父よ、彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか自分ではわからないのです」(ルカ23章34節)ととりなしの祈りをされました。ここに主の愛があります。
●私たちも赦されています。
「彼ら」とは先程の主イエスを十字架につけた人々でした。しかし、私たちも「彼ら」といえます。ねたみ、空気に流される、自己保身など東京都の豊洲問題やオリンピックの施設の問題など見ても人の心の暗い部分を感じる時があります。それは他人事ではないかもしれません。聖書はそれらを「罪」と呼びます。その罪の身代わりとして主イエスは自らを犠牲とされました。私たちも赦されています。このことに感謝して歩みましょう。