インマヌエル越谷教会とは 定期集会 礼拝メッセージ 特別集会 教室・サークル アクセス そのほかのご案内

「あなたの重荷を主にゆだねよ」2017/3/5

「あなたの重荷を主にゆだねよ」
(詩篇55:16~26)
今週は大震災から6年目を迎えます。苦しみの深さをあらためて思いますが、被災地のために、また避難をしている方々のために続けてお祈りしましょう。ダビデはかつて上司であったサウル王から命を狙われ、その後も、息子のアブサシャロムが反乱を起こしエルサレムから逃げざるを得なくなりました。その時、自分の顧問であり、盟友であったアヒトフェルもダビデを裏切るのです。その時の絶望的な気持ちが2節から5節にあります。震災で被災された方々も、まさに絶望的な気持ちになられたでしょう。
16節からはその中でも主に助けを求めたダビデの姿を見ることができます。「私が、神に呼ばわると、主は私を救ってくださる」(16節)とあるようにです。実際、聖書の歴史の部分を読んでいきますと、神がダビデをその危機から救われたことが記されています。この詩篇はマスキールとありますがマスキールとは教訓ということです。ダビデは自分の経験、あるいは失敗を通じて神さまに信頼することの大切さを伝えようとしたのです。
それが「あなたの重荷を主にゆだねよ」(22節)ということです。ゆだねるとは、飛行機に乗り、その際には操縦士を100%信頼し、命も家族も全てをまかせきるというようなことです。また「放り投げる」ことで、自分の思い煩いやを課題を、そのまま創造主である方の前に差し出すことです。主は見えないお方ですから、ゆだねると言っても抽象的に思えるかも知れませんが、例えば友人に今の苦しみを告白して共感してもらうだけでも楽になれます。ですが、残念ことに多くの人々はこの創造主である方を知りません。そのためにイエスキリストは、自ら十字架の犠牲となられ「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。(ヨハネ14:6)とあるようにこの神への道を作ってくださったのです。