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「私たちの所有地」2023/2/19

メッセージ  「私たちの所有地」創世記23章10~20節

この23章はアブラハムが初めて、カナンの地に土地を所有した記事です。1節ではサラの最後が記されています。2節では「悼み、悲しみ、泣いた」とアブラハムの悲しみの表現が繰り返されています。その後、現実的な問題がありました。墓地の問題です。サラのために嘆き、泣いたアブラハムはそこから立ち上がります(3節)。そこで「墓地を購入する」という交渉に入ったのです。アブラハムはツォハルの子エフロンという人物の畑の一角を求めました。マクペラという所です。

結局、エフロンの言い値である銀400シェケルで購入することになりました。彼は墓地の購入に関して法的に最新の注意を払いました。その結果、墓地の土地はアブラハムの正式な所有となりました。畑も、そこにある木々もすべてがアブラハムの所有となったのです。その範囲は小さなものであったかもしれません。しかし、その意味は大きいものでした。聖書に記されている限り、歴史上、初めて、アブラハム、またその子孫のユダヤ人たちの正式な所有地となったのです(20)。それは争いなどの結果ではなく、代価を伴う法的に認められた正式なものでした。

私たちはどうでしょうか。私たちには所有地はあるでしょうか。クリスチャンはみな素晴らしい所有地を持っています。それは天にある土地です。主イエスは天に変えられる前、弟子たちにこう話されました。「わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。」(ヨハネ14:2、3)主イエスは私たちに住むべきところ、所有地を準備していてくださるのです。」そこには神の家族であるお互いもいます。そして何より、ご自身がともにいてくださる所有地なのです。所有地には代金が必要です。その代金は主イエスの十字架の血です。主イエスの犠牲という代価によって、その所有地は無償で与えられるのです。これこそ、私たちの所有地なのです。私たちはこの主の恵みに感謝し、その恵みを信じて歩みましょう。